2023年10月27日講演(東京町田ロータリークラブ)

先日、東京町田ロータリークラブの卓話にお邪魔しました。その際にお話しした“Well-being”について紹介させていただきます。

ウェルビーイング(英: Well-being)とは、誰かにとって本質的に価値のある状態、つまり、ある人にとってのウェルビーイングとは、その人にとって究極的に善い状態、その人の自己利益にかなうものを実現した状態である。
 well-beingは、他に分野に応じ幸福、福利など様々な訳語があてられてきた。well-beingの語源は、オックスフォード英語辞典によれば、イタリア語のbenessereで16世紀ごろに導入されたとされる。well-beingは、直訳すると「善いあり方」である。善いあり方と幸福は必ずしも結びつかないが、例えば伝統的なアリストテレスの哲学においては「最高善=幸福」とされている。1947年に採択されたWHO憲章では、前文における「健康」の定義の中でwell-beingという言葉が採用された。1980年代以後、エド・ディーナーらによって心理学分野において主観的ウェルビーイング(幸福度)の測定の研究が盛んになり幸福度調査が行われるようになった。また近年では、SDGsにおけるGoal3においてwell-beingという言葉が採用されている。

1948年の世界保健機関 (WHO) 憲章における定義:
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)」
また、2014年にイギリスの国民保健サービス (NHS) は、精神的ウェルビーイングの獲得方法として、以下5つを推奨している。
1. 地域や家族とつながりを持つこと。
2. 身体的運動を行うこと。自分が楽しめ生活の一部になるようなも ので。
3. スキルを得ようと学ぶこと。料理、楽器、自転車修理などからで よい。
4. 他の者に与えること。言葉や笑顔のような小さなものからでよい。
5. 今この瞬間に注目すること(マインドフルネス)。

米国のイェール大学のローリー・サントス氏は次のことを推奨している。
1. 同様に、毎日の瞬間を楽しむこと。
2. 感謝すること。
3. 瞑想すること。
ローリー・サントス氏はまた、以下を控えるべきであると主張する

  • この瞬間を早く終わらせることができるように、未来について考えること。

ウェルビーイング(Well-being)とは、「身体的、精神的、社会的に、良好な状態になること」を意味する概念です。1948年には、WHO(世界保健機関)の憲章前文に「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます」と記載されており、これがまさに今「ウェルビーイング」という言葉で、再注目されています。 もともとは、医療や看護といった社会福祉で使われていましたが、ビジネスシーンでも「ウェルビーイング経営」という言葉で用いられるようになり、職場環境や働き方を見直す一つの指標になっています。
引用:世界保健機関憲章前文 (日本WHO協会仮訳)

幸福を構成する要素として「快楽」「意味」「没頭」が挙げられます。この要素をさらに分解したものが以下の5つです。
・Positive Emotion(ポジティブな感情)
・Engagement(エンゲージメント、没頭)
・Relationship(ポジティブな人間関係)
・Meaning and Purpose(意味や目的)
・Achievement(達成)
これらは、セリグマン博士が2011年に提唱したもので、イニシャルをとって「PERMAの法則」とも呼ばれ、マーケティング心理学としても活用されています。

引用元:Wikipedia

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