はじめに


 昭和58年 会計事務所を開設し、税理士として実務を行なった40年の間に赤字国債発行継続による国債残高の増加、地球の環境悪化、デフレーションの進行、日本の農業の縮小、バブルの破裂、日本の教育劣化等いろいろな問題が増えていきました。いつの頃からか、これらの問題点を線で結べないものかと考えるようになっていました。

 本書のプログラムの原形を思いついたのは2021年9月22日でした。問題点が線でつながったのです。自分なりにかなり大胆な方法だとは思いましたが、檜田信男先生に見てもらったところ「ルール違反だけれど、この法律が出来たらお国のためになる
ね」という答えをいただきました。門前払いされずに首の皮一枚つながったというような感じでした。そこから出版の準備が始まりました。

 本書は新田理論を提案し、その理論に対して12の分野から補充する形式となっています。その目的は、本書を読んでいただいた方々とこのプログラムを立法化するにあたっての問題点について議論することにあります。皆様との議論及び今後の研究については第2段の出版で報告する予定です。

 本書の刊行に際し「この時代にこんなことを考えている人がいたのだということを残すために本にしなさい」と勧めてくださった亡き中央大学教授 檜田信男先生、私のプログラムに賛同し、後援してくれた調布市教育委員会、協力してくれた鹿野浩一税理士、協賛してくれた友人及び協賛各社に謝意を表します。世間の常識では考えられないプログラムの出版が実現できたのは、ひとえにダイヤモンド社の熱心な支援によるものです。

経歴
新田 重彦(にった しげひこ)
1953年生まれ(70歳)
1977年 3月          専修大学法学部法律学科 卒業
1979年 3月          拓殖大学大学院商学研究科 修士課程終了(租税法)
1983年 4月          新田重彦税理士事務所 開設
2021年11月         株式会社Zephyr3 設立

1992年 1月          社)調布青年会議所 理事長
2009年10月         調布市教育委員会 委員長(2009~2016)
2013年 7月          東京調布ロータリークラブ 会長
2019年 7月          国際ロータリー第2750地区 ガバナー補佐